そらまっぱぎ
('-' 鯵)зだよ
今日、予備校に行って声をかけられたんだ
「お前、(本名)だよな?」
僕はこう答えた
「そだよー」
彼はこう続けた
「俺のこと覚えてる?」
だからこう言ってやったんだ
「あー出てきそうで出てこない」
更に彼はこう続けた
「ヒントを言うと先輩なんだけど」
その時、彼の名と共に僕の脳内に一筋のビッグバンが起きた。溢れる黒き歴史たち。中学時代特有の苦い記憶達。
そう、彼は中学時代の部活の先輩だったのだ。
僕はタメ口をやめた。
それから数時間経ったが僕は彼のことを忘れられないでいる。あと数時間は忘れないだろう。
今日のラッキーナンバーは鯏